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【福岡発】住宅ローン破綻はどうして起こるのか?

「家賃並の支払で家が買える」という甘い文句に誘われて、すっかりその気になって購入したのはいいけれど、だんだん家計が苦しくなってきた! 住宅ローン破綻はこうやって起こります。ドラマの世界の話ではなく、福岡の物件情報を見ても、築浅物件が売りに出ているのをよく見かけます。

 

そもそも家賃並の返済額を計算した根拠は何でしょうか?当初数年間だけを対象にした金利キャンペーンは、その期間が過ぎると一気に市場金利の水準まで上昇し家計を圧迫しかねません。

また、毎月の返済額を家賃並に抑えるために、最長35年の住宅ローンを提案されていませんか?定年前に完済するつもりでせっせと返していかないと、十分な収入がないのに大きな支出を抱え続けることになってしまいます。

 

敗因は何でしょう?それは、住宅ローンのことをよく知らないまま、銀行や不動産会社の担当者の勧めるがままに組んでしまったことです。担当者は買主さんの生活ぶりを詳しく知りません。いつどのタイミングでこの先お金が必要になってくるのか、金利上昇局面にも耐えうる貯蓄があるのか、知りませんし知ろうともしません。言うなれば、貸すことが目的であり、返せるかどうかはどうでも良いのです。高い保証料を買主さんに負担させ、保証会社に守ってもらうのですから「取りっぱぐれ」は無いわけです。

 

お金のことを人に話すのは、何となく気が引けるものです。お互いの間に信頼関係がないと、聞きづらいし話しづらいですもんね。お金の話に限らず、両者の情報共有がマイホーム購入を成功に導くことは間違いありません。

一番大切なことは、「自分で情報を集め、自分で判断する」ということですが、なにせ初めての不動産取引、それをサポートしてくれるプロがそばにいると安心ですね。

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