※ このページは現在調整中です。詳細について不確定な部分もありますのでご注意ください。
先進的窓リノベで更なる省エネリフォームを
日本の冬は結構寒い…、それなのに住宅の断熱性能はお粗末なままです。冬が寒いのは当たり前、寒いのを我慢するのも当たり前…、そんな精神論が日本人のどこかに沁みついているのか??
寒さをしのぐためには未だ局所暖房(ストーブやこたつなど)が主流ですが、設備機器や電化製品の省エネは進んでいるのに、家という器自体の断熱性能が低いために、無駄にエネルギーを消費している現実もあるのです。
それは何故か? 住宅における一定の省エネ基準はあるものの、今まで義務化されていなかったからです。つまり、低性能な住宅でも建築できていたのです。「お金がかかるなら敢えて省エネはしなくていっか!それよりも、便利で豪華な設備機器に予算を割いた方が満足度は高いよね!」という、消費者側の判断があったのかもしれません。あるいは、省エネ計算や認定手続きに不慣れな工事業者が、敢えてお勧めしない、という構図も少なからずあったと思います。
それがやっと、2025年4月から、一定の省エネ性能は義務化されることになりました。
今までも補助金制度はあったものの、省エネに特化した使いやすいものは少なく、また、予算も不十分なのが常でした。ここにきてやっと、余計な手間がかからず、計算もしやすい、使い勝手の良い補助金制度がカタチになったのです!
省エネ性能の良し悪しが、住環境にどのように影響してくるのか、だんだん認知されるようになってきました。補助金制度を有効活用することで、快適な暮らしが手に入り、更に、カーボンニュートラルの実現に寄与できるとしたら、使わない手はないですよね。
ここでは、みらいエコ住宅(Me住宅)2026事業と併用できる、連携事業として創設された「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(環境省)」(通称「先進的窓リノベ2026事業」)について、リフォームに特化した詳しい説明を行いたいと思います。
これらの補助金制度はワンストップ申請が可能ですから、みらいエコ(Me住宅)補助金の説明ページと合わせて、参考にしてくださいね!(^^)!
省エネリフォームは窓が肝!
省エネリフォームで一番効果が高いのは窓の断熱です。環境省が制度化した補助金の対象はそれだけ。制度の名前も「先進的窓リノベ」と言い切ってますからね。
一方、国土交通省が創設した「みらいエコ住宅(Me住宅)補助金」では、省エネリフォームを必須工事としながらも、更なる住環境の充実に資するリフォーム(子育て対応改修やバリアフリー改修など)にも補助金が割り当てられています。
先進的窓リノベの補助額を比較してみると…。
開口部の断熱に関しては、みらいエコ住宅(Me住宅)補助金と同様に、先進的窓リノベでも補助金が用意されています。
省エネ性能といっても様々なレベルがあるのですが、先進的窓リノベの方は、性能レベルによるグレードを三段階に分け、補助額に差をつけている点がポイントです。
以前は、窓断熱の補助額が一定だった時期もありました。つまり、断熱性能が高い窓でも低い窓でも、貰える補助金は一緒だったのです。でも、高性能な窓の商品単価は高い…、というわけで、高性能な断熱窓はなかなか採用されなかったという経緯があります。もっと言えば、断熱地域によっては高性能な窓しか対象とならないのに、日本全国補助額は一律という不公平もあったんですよね。
そこで数年前から、高性能な窓に対しては補助額を上乗せすることになりました。そしてその補助額も、今回、一部調整改定されたようです。みらいエコ住宅(Me住宅)補助金の補助額と比較すると分かりますが、先進的窓リノベの補助額の方が高く設定されています。そもそもの立ち位置が違う環境省は、窓断熱に対する想いが熱い! より高性能な商品を使って省エネリフォームを実施するなら、先進的窓リノベの補助金対象となるのです。
【 先進的窓リノベ(戸建住宅)の場合 】
| グレード | 大きさの区分 | ガラス交換 | 内窓設置 | 外窓(ハツリ) | 外窓(カバー) |
| P(SS) | 特大 | 78,000 円 | 140,000 円 | 194,000 円 | 239,000 円 |
| 大 | 52,000 円 | 89,000 円 | 149,000 円 | 188,000 円 | |
| 中 | 32,000 円 | 58,000 円 | 110,000 円 | 138,000 円 | |
| 小 | 11,000 円 | 36,000 円 | 69,000 円 | 89,000 円 | |
| S | 特大 | 53,000 円 | 76,000 円 | 117,000 円 | 156,000 円 |
| 大 |
35,000 円 |
52,000 円 | 92,000 円 | 124,000 円 | |
| 中 | 23,000 円 | 34,000 円 |
68,000 円 |
92,000 円 |
|
| 小 | 7,000 円 | 22,000 円 | 44,000 円 | 60,000 円 | |
|
A
|
特大 | 41,000 円 | - | 86,000 円 | 116,000 円 |
| 大 | 27,000 円 | - |
63,000 円 |
88,000 円 | |
| 中 | 18,000 円 | - |
48,000 円 |
66,000 円 | |
|
小 |
5,000 円 | - | 29,000 円 | 41,000 円 |
※ ドアのガラス交換は対象外ですが、ドア交換は窓と同様に対象となる場合があります。
見ての通り、グレードが高くなるほど補助額も上乗せされています。先ほど、断熱地域について少し触れましたが、この補助額の差は、断熱地域による不公平感を無くすためにあります。大雪が降るような北日本が必要とする断熱性能と、私たちが住む福岡県に求められる断熱性能は違うのです。補助金の対象になるためには、Sグレード以上でなければいけない地域もあるし、Aグレードで十分な地域もあるのです。福岡県は幸いなことに後者です。
今年の補助額を昨年のそれと比較すると、内窓設置に関しては軒並み下がっています。これは、みらいエコ住宅(Me住宅)補助金も先進的窓リノベも同じです。
内窓は工事が簡単なこともあり、ある程度の普及は達成されました。多少補助額を下げたとしても受け入れられやすい商材です。でも、本当の断熱はやはり外窓交換です。カバー工法はハツリ工法に比べると簡単な工事で済み工期も短縮できます。消費者の気持ちをそっちに持って行きたい!ということで、今回も、外窓交換(カバー工法)の補助額は高額なまま据置となったようです。
確かに、内窓設置は断熱性も気密性もアップするので費用対効果は高いと思うのですが、開閉が二重になるというデメリットがあります。外窓交換(カバー工法)にするとそれは解消されるので、更に快適な暮らしを手に入れることができるのではないか、と思います。
いかがですか?「先進的窓リノベ補助金」の方が、実際に即した補助額設定が為されており、より効果的な省エネリフォームを実現することができるのではないでしょうか。
先進的窓リノベの補助上限額が凄い!
先進的窓リノベ補助金は窓断熱に特化した補助金ですが、補助上限額は一戸当たり100万円です。みらいエコ住宅(Me住宅)補助金の最高上限額も100万円ですが、額は同じでも使い勝手は全然違います。
前者については、どんな省エネ基準の住宅でも、窓断熱の性能が証明されれば補助対象になります。後者は、対象住宅の省エネ基準による上限、達成する省エネ基準による上限が設定されています。つまり、悪い状態を指定された状態まで良くする、という前提です。先進的窓リノベの方は、今より良くするために、指定された商品を使って改修する、という自由度があるのです。
賢いやり方は、窓断熱に関する改修工事は先進的窓リノベを利用し、その他の省エネ改修やその他対象工事に関しては、みらいエコ住宅(Me住宅)補助金を利用するというやり方です。そうすると、補助上限額が上昇し、補助金の恩恵をより大きく感じることができるわけです。
部屋を限定して断熱するのもいいのですが、スケルトンリフォームを計画するなら全ての窓の断熱化を図りたいものです。それを叶える原動力としては、かなりインパクトがあるのでは?
断熱性能を強化すれば、工事費はそれなりに高額になりますが、補助率が50%を超えるケースもあるそうなので、検討の余地はあるのかもしれませんよ。
サッシメーカーにしてみれば、需要を喚起する絶好のチャンスではありますよね。そして、省エネは国を挙げて実現すべきテーマでもあります。でも、工事費を負担してリフォームするのは個々人です。どこまで補助金を利用して省エネリフォームを実施すべきか、最終的には、自分の懐加減と相談しながら、自分で決断することが重要ですよね!(^^)!
補助金申請は工事事業者との協力が不可欠
みらいエコ住宅(Me住宅)補助金の説明ページでも書きましたが、補助金を勝ち取るためには、工事事業者との協力が不可欠です。
自分の希望するリフォーム工事は補助金の対象となるのか、また、工事費に対して補助金の合計額はいくらぐらいになるのかなど、全体を見通して計画を練る必要があるのです。
補助金は予算ありきなので、予算額に達するとスパッと打ち切られます。何事においてもそうですが、特に今回の補助金制度は注目の的ですから、早めに準備にとりかかることが大事なんですね。










