ペットの数、犬より猫の方が多いらしい…。

2017年以降、猫の飼育頭数が犬を上回る傾向が続いているそうです。2024年の推計では猫が約915万頭、犬が約679万頭とか…。犬といっても番犬用ではなく愛玩用、家の中で飼われているものが圧倒的多数です。最近は、猫みたいになっているんですかね??犬の立場も…。
昔は、庭に犬がつながれている光景がよく見られました。番犬として家を守っていたんですね。だけど、最近はほとんど見かけません。居住中物件の内覧に行っても、リフォームの打ち合わせに行っても、外につながれている犬は皆無。
番犬を置くほどの敷地広さでもないし、鳴き声がご近所迷惑になるからでしょうか。かくして、犬も猫のように室内で飼われるようになりました。愛玩動物として小型化した犬もたくさんいるようです。
これまでペットの代表だった犬。それが猫に逆転した理由はどこにあるのでしょうか?
小型化した犬と猫が同じサイズ感の愛玩動物だとすると、人間の都合としては、どっちが楽に共存できるかを考えますよね。
ものの本によると、猫は散歩の必要がなく、犬に比べて飼育の手間や費用がかからないといった点が優秀で、都市部でのライフスタイルや高齢化社会において、人気を集める要因となっているそうです。
猫を飼った経験から言えること
私は、実家にいるときから猫の方が好きです。自分の家が持てたら、猫を飼いたいという希望をもっていました。が、子育て期は毎日が目まぐるしく過ぎ去り、そんな余裕はなかったです。一番下の子が小学校に上がるころ、やっと一匹の猫を迎えることができました。
散歩の必要はありませんでしたが、猫の飼育も結構大変です。毎日のトイレ掃除は苦行(主人が担当でしたがー笑)、餌や砂の費用も結構かかります。壁をガリガリするし毛は抜けるし、家を清潔に保つことは困難です。トイレのにおいを抑える砂といっても万全ではありませんし、餌も結構くさい💦 留守番させて外出するのも一苦労ですし、アレルギー症状も出始めて、困ったなぁと思ったこともありました。
でも、一緒に生活した16年間はとても楽しかったです。猫が家にいる安心感、子どもたちとの会話のきっかけにもなり、家族の笑顔の元になってくれることもたくさんありました。終末は私たち夫婦二人で看取りましたが、最後まで命を全うし、死んでいく姿を見せてくれたようで、とても尊いものでした。
ペットと生活したいなら…
家を買う目的の一つに「ペットと生活したいから」、というものがあります。戸建てなら、室内飼育は自由にできますが、マンションの場合は、管理規約で確認する必要があります。「ペット可」と書かれていても、居住者全員がペットを飼っているわけではない。中には、疎ましく感じている人もいるかもしれない、ということも想像してみましょう。
世の中には、猫が好きな人もいれば、犬が好きな人もいる。逆に、猫が嫌いな人もいれば、犬が嫌いな人もいるわけです。相手の嗜好も理解しつつ、ルールとモラルを守って生活することが大事なんですよね。