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【福岡発】買い時はいつ?住宅ローンの金利推移を紐解いてみると…。

金利の動向で買い時を計る?

マイホーム購入にあたってよく聞くフレーズの一つが「今は買い時なのか?」というものです。そして、買い時判断の基準には金銭的なものをあげる人が多く、そのような人にとって、金利動向は常に気になる存在になっています。振り返ってみると、例えばフラット35の金利(借入期間21年以上)は、2018年においては7月8月が最も低く、1.14%でした。ここで注意しなければならないのは、適用となる金利は申し込んだ時点のものではなく、融資が実行される時点の金利だということです。不動産取引は必要な手続きも多く、買いたいからと言ってすぐ購入できるものではありません。最低金利を狙って購入するというよりは、不動産購入をした時がたまたま最低金利だった、というのが適切な捉え方だろうと思います。

 

過去におけるものすごい低金利と高金利

では、過去において最もフラット35の金利が低かったのはいつだったのでしょうか?それは、2016年8月のことで、なんと1%を割り込んだ0.90%!現在の金利(2018年12月)は1.21%ですから、それと比較してもものすごく低い金利だったことがわかります。余談ですが、フラット35には「フラット35S」という、対象となる住宅が一定の性能要件を満たすと金利を一定期間引き下げる優遇制度があります。当時の中古住宅の場合、当初5年間の金利を0.3%引き下げることになっていたので、返済スタートから5年間の金利が0.60%という、あり得ない金利でした。この当時、大手銀行の変動金利でも1%前後というところでしたので、固定金利でこの低さは前代未聞といえるでしょう。

 

さて、更に古いデータを紐解いてみましょう。フラット35という名称になる前、旧公庫融資基準金利と言われるものを見てみると、バブル絶頂期の平成2年ごろには基準金利が5~6%に達しています。こちらの数字と比較すると、現在の金利でも十分低いと感じられることでしょう。

 

それよりももっと大事なこと

話を戻します。では、最低金利を記録した2016年8月に住宅購入をしなかった人は”損”なのでしょうか?答えは勿論NOですね。最低金利だったのは結果論でしかなく、また、そんなに都合よく自分にぴったりな物件に出会えるわけもありません。月単位の金利差に一喜一憂する必要は全くないのです。

 

それよりも、マイホーム購入を思い立ったのなら、自分にぴったりな物件にいつ何時巡り合えるかわからないのですから、いつでも買える状態に準備をしておくことです。買いたい物件を目の前にして煽られると、正しい判断ができない状態に陥らないとも限らないのですから。