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【福岡発】住まいの「困った!」をリフォームで解決しよう

調査に見る住まいに対する不満

国交相が平成25年に行った住生活総合調査の中には、住宅の個別要素に対する不満率というものがあります。

 

ワースト5をあげると、①高齢者等への配慮=53.5%、②地震時の住宅の安全性=48.6%、③冷暖房などの省エネルギー性=46.7%、④住宅の傷み=45.2%、⑤住宅の断熱性や気密性=44.1% となっています。

 

いずれも、安心して快適な生活を送るためには必要なことばかり。不満を解消するためにはどうすればいいのでしょうか。

 

経年劣化と相対的陳腐化

新築した当時は、当たり前に十分な機能や性能を兼ね備えていたものも、年月の経過とともに劣化し、相対的に陳腐化していくのは仕方のないことです。築後20年〜30年も経てば、家族構成も生活様式も変化し、住まいそのものに無理や無駄が生じてきます。建材や設備機器は世の中の変化と共に日々進化し続け、置き去りにされた我が家は不満を抱える状態に陥っているのです。

 

とはいえ、長年住み慣れた、思い出と愛着のある住まい。そう簡単には建て替えられませんよね。欧米では、一つの家を数世代にわたって使う暮らし方が根付いています。日本の家だって、きちんと手入れすれば長持ちするはずです。

 

住まいを長持ちさせるには?

そのために必要なことは、基本的な住宅性能の維持・向上と定期的なメンテナンス。模様替えや設備機器の交換も大事ですが、住宅そのものの性能を高めるリフォームを総合的に考えて実施することが大切なのです。

 

でも、リフォームをすると簡単に言っても、お金がないとできません。新築住宅は、生活をスタートしたその時から劣化が始まります。いずれ来るメンテナンスやリフォームの時期を見据えた資金計画も同時にスタートさせるべきなのです。

 

自分の子供たちに住まいを残すにしても、次の所有者に譲渡するにしても、世代を超えて大切にされる住まいは素敵です。そんな売主さんの大切な家を御縁があって引き継ぐことになったなら、マイホーム購入の感慨もひとしおだと思うのです。

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