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【福岡発】手取り月収に対する支出の割合について

なにかとお金はかかるけど

先日の情報番組に出演していた有名なFPさんの話ですが、貯金ができる家計には、ある一定の共通する数字があるそうです。それは、手取り月収に対する支出の割合!

 

生活費の内訳は、住居費を始め、食費、水道光熱費、日用品費、通信費、教育費、娯楽費、交際費などなど多岐にわたります。どれもこれも必要な支出に感じますが、際限なく使っていては貯まるものも貯まらない。でも、きゅうきゅう言いながら貯金するのは辛いし長続きしませんよね。

 

貯まる家計の住居費と水道光熱費の捉え方

では、貯まる家計の手取り月収に対する支出割合はどのようになっているのでしょうか?子供がいる夫婦で手取り月収が30万円の場合について、紹介がありましたのでここに記します。

 

まずは住居費です。手取り月収30万円の場合は7.5万円が上限、ということは、割合でいうと25%です。貯金ができる家計は住居費をこの範囲内に収めているということですね。家賃にしても住宅ローンの返済にしても、この額を目安に住まい方を考えているということでしょう。

 

先日の例でいくと、毎月8.8万円返済しているとのことでしたのでかなり無理があるようです。家賃や住宅ローンの返済は、生活の仕方で節約できるというようなものではありませんので、持続可能な金額に抑えることが重要です。

 

次に特筆すべき項目は、水道光熱費です。貯まる家計の水道光熱費の支出割合は全体の7%、金額で言うと2.1万円です。電気・水道・ガス…そのくらいの額で毎月納まってますか?

 

正しい金銭感覚を細部まで浸透させる

これらは生活に欠かせないライフラインですが、ともすると、労せず手に入るためにタダ感覚で浪費していることがあります。そのような生活態度が貯蓄を阻む大きな原因になるとか。

 

お金が直接出ていく局面においては、財布のひもを締めるという感覚で浪費を回避することができても、スイッチを押すだけ、蛇口をひねるだけで供給されるこれらの費用に関しては、今まさにお金を払っているという感覚が薄いですもんね。

 

でも、コツコツ貯蓄が進んでいる家庭においては、そのような細部にまで正しい金銭感覚が浸透し、家族全員、無駄を排除する意識が徹底されているのかもしれませんね。

 

節水・節電は子どもの教育上も有意義なことです。家族みんなで生活行動を点検し、正しい金銭感覚を磨いていけば、節約や貯金が楽しいものになるかもしれませんよ。