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【福岡発】リフォームのタイミングはちょっと前倒しがベスト

昨年から自宅で仕事を始めた私たち「いえあーる」は、自分たちの暮らしの様子をお見せすることで、マイホームをイメージして頂くことも大事なことだと考えています。

初めてお客様をお迎えする「お住まい相談室」は自宅一階の和室です。新築して23年間、特にこれといった使用目的も無く、客間として独立した空間を保ってきたのですが、ここにきて、利用価値を発揮する空間となりました。

とはいえ、内装のクロスや畳、障子・襖はくたびれた感が否めません。そこで今回、思い切って改修することにしました。今までは、座卓に正座というスタイルでしたが、座卓を和室用のテーブルにリメイクし椅子を導入することにより、膝に優しい打合せスペースになりました!(^^)!

 

内装材は構造体ではありませんから、リフォームの推奨サイクルがあるわけではありません。経年劣化で色褪せたとしても、時代遅れの柄だったとしても、リフォームしないといけないわけではないのですが、リフォームで一新されると気持ちがいいのは確かです。気分も晴れますし、これからも大切に使っていこうという気にもなります。

工事が完了しお客様に引き渡す際、よく耳にするのが「こんなにすがすがしい気持ちになれるなら、もっと早くリフォームすれば良かったわぁ」という感想です。早くリフォームに着手すれば、リフォーム後の快適な生活をそれだけ長く送ることができるわけですから、後回しにすることないですもんね。でも、お金のことや家族の状況を考えると、優先順位が下がることも多いみたいです。

 

「高齢者の居住実態調査」というものがあります。若い時に建てた家と共に年を重ねた高齢者が、リフォームをどう捉えているかを調査したものです。その中で、実際にリフォームや住み替えをした年齢についての設問があるのですが、リフォーム時の年齢については60~69歳がピークとなっています。やはり、定年後に退職金でリフォームするという考えの人が多いからでしょうか。ただ気になるのが、ピーク以外の分布が50代より70代の方が多いという点です。

 

リフォームは基本的に住みながらの工事になりますから、片付けや荷物の移動、水回りが使えない時期の不便さなど、ある程度の気力体力が必要です。将来を見越した早めのリフォームで、次のライフステージも安心して暮らせるように準備したいものです。

マイホームは買って終わりではありません。年数と共に変化していく家族と同じように、家もいつかは変革の時を迎えるのです。 

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