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【福岡発】コツコツ貯める…少額投資で資産形成の足掛かりを

人生には三つの貯め時があると言われてきました。独身の時(結婚するまで)、未就学期~義務教育期(子供が高校に上がるまで)、定年前(子供が独立してから定年まで)の三つの期間です。

そして、貯蓄の目的とされてきたのは、人生の三大支出と言われる住宅資金、教育費、老後費用です。

昭和の時代のように、就職、結婚、子育て、老後が、ある程度の時間差でやってくるケースならわかりますが、現代においては、必ずしも結婚や出産・子育てが、適齢期に順番に訪れるとはいえません。就職の時期と定年の時期はほぼ同じでも、その4~50年の間にイベントが盛りだくさん!しかも、後半にずれ込むケースが増加しているようです。

 

こうなってくると、貯め時に貯めるのもままならない。後半にずれ込むということは、定年前の貯め時さえも子供たちの教育費優先になる可能性もあります。また、老後資金の最後の貯め時とも言われる定年前ですが、収入のピークは55歳前後と言われており、実際には、思ったほど貯められないという現実もあるようです。

住宅ローンの返済も教育費の負担も長引く中、差し迫った老後のために「人生の後半で資産形成」というのは困難を極めそうです。しかし、社会保障も安泰というわけではないのですから、自助努力は不可欠でしょう。

 

これからは、貯め時や支出が増える時期という収支の波を意識せず、日常生活を送りながら毎月コツコツ貯めること、そして殖やすことが求められています。

2000年以降、投資の世界も様変わりしてきました。以前は、まとまったお金のある人が株価をにらみながら博打のように行うイメージが強かったのですが、最近の投資活動は投資信託を軸にした少額投資が主流で、若年層にも受け入れられやすくなっています。iDeCoやNISAといった愛称も興味を掻き立て、投資という恐ろしいイメージを緩和させているようです。加えて、商品の選択肢も豊富で、スマホやタブレットで簡単に取引ができ、手数料等も安価です。かつては高性能なパソコンと通信環境を維持しなければできなかったことが、誰でも手軽にできるようになったのです。

さぁ、環境は整ったようです。投資の基本は長期・分散! 少額でもまずはスタートしてみることが大事です。情報収集をして、自分に合った投資口座を開設してみてはいかがでしょうか。

 

もう一点、マイホーム購入は、将来家賃の前払いという意味合いも含んでいます。住宅ローンを返済するということは、ある意味、老後資金を貯めているようなもの。最後まで無理なく返済が継続できるように、余裕をもった返済計画を維持することが一番大事なことかもしれませんね。

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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