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【福岡発】断捨離とリフォーム工事で未来の自分を呼び寄せる

先日、リフォーム工事が終わったお客様(仮にAさんと呼びます。)に感想をお聞きする機会がありました。Aさんは、築48年の木造住宅に、お母様と二人でお住まいです。かれこれ20年来のお付き合いで、耐震補強を絡めた水回りの間取り変更をスタートに、玄関・和室回りの改装や内外装工事など、幾度もご相談をいただきその都度工事をしてきた仲です。

昨年、いよいよ二階の自室を改装する相談を受け、数か月間打合せを重ねた後、春先から工事に着手しました。

 

リフォーム工事の打合せは、困りごとと要望を聞き取るところから始まります。その上で工事範囲を決めていくのですが、工事をする以上はそのエリアから物をすべて移動しなければなりません。実は、このタイミングが断捨離の絶好のチャンス! 不用品を一掃する目的で、リフォーム工事を決断する人もいるほどです。皮肉なことに、コロナ禍が住空間を見直すきっかけとなり、不用品処分やリフォーム需要は増大したとか…。

 

Aさんもそんな一人でした。コロナの影響でリモートワークが増え、自室で仕事をする日が続いたそうです。今までは、寝るためだけの部屋だった自室が、あまり居心地が良くないことにハタと気づきました。ふと見回せば大量の物に占拠され、自由に使える空間はわずかしかありません。そこに籠って仕事をしていると、「この空間を何とかしたい!整理してすっきりしたい!」という気持ちが大きくなり、「よし、屋敷さんに相談しよう!」ということになったそうです。

こうして今回のリフォーム打合せはスタートしました。何をどうすればいいのか、まだはっきり分からない状態のAさんでしたが、会話を交わすことで少しずつ問題整理ができたようです。とにかく空間を把握するために、物を取捨選択して整理することが重要だということになりました。

 

どのお宅もそうですが、長く住んでいればいるほど、思い出と共に物は増え続けます。年月を重ねて自分自身は変化し続けているのに、あふれた物と部屋はその当時のまま…。思い出の物と対峙すれば、その当時のことが懐かしく思い出されて片付けの手も止まりがちになりますよね。Aさんのお話しを聞いていると、自問自答しながら格闘した様子が手に取るようです。最初は、「いる、いらない」の判断に迷う場面もあったようですが、だんだん研ぎ澄まされてきて、「自分はこれを活用しているのか? 今の自分に必要なのか? 今からの自分に必要なのか?」という判断基準を確立することができたそうです。

 

かくして、Aさんに厳選された物たちが、お行儀よく配置された部屋が完成しました。床や壁の色味もAさん好みで仕上がり、いつも以上にAさんもにこにこです!(^^)!  「屋敷さん、今回も相談に乗ってくれてホントにありがとね!」

 

いえいえ、こちらこそ! お客様の笑顔と感謝の言葉は、私たちの歓びなのです!(^^)!

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談相手に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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