【福岡発】返済負担率の変更で、危険な借り方が激増か??

返済負担率の制限で安全圏を確保?

返済負担率とは、住宅ローンの適切な借入額の指標となる数字の一つです。と、言っても、金融機関が勝手に決めている数字なので、信ぴょう性はありません。

具体的に言うと、年収に対する返済額の比率です。一般的には30%~40%ぐらいでしょうか、年収が上がると大きくなる、そんな傾向があります。

 

金融機関の言い分としては、危険水域にまで手を出さないように安全圏を示しているつもりなのでしょうが、これ、結構ヤバい数字だと思うのです。

だって、手取りではなく年収に対する比率ですからね!手取りで再計算すると、家計における住居費(返済額)の割合は、もっと上がるってことですよ!分かりますか??

今までの住宅ローンでは買えない

物価高と相まって、住宅の値段も上昇しています。借入限度額いっぱいで住宅ローンを組んだとしても手が届かない…、そんな状況に陥る人も出てきました。ということは、十分な自己資金が出せない人は買えない、ということです。

 

そこで、優しい(?)金融機関が動きました。この、返済負担率を緩めてくれたのです。その結果、今までより大きなお金を貸し出してくれるようになり、買えるかもしれない!という希望が差し込んできたというわけです。

一体誰に?そう、盲目的に買うことだけが目的になってしまった人たちに、です。例えば、お金の確認もせず新築建売住宅を見に行った、そんな人たちかもしれません。手前の段階で熟考していれば、買わないという選択もできたはずなのに…。

ちょっと計算してみてくださいよ!怖くなるから…。

私が最近耳にした返済負担率は45%!しかも、年収400万以上の人ならOK! はっきり言って破綻にまっしぐら!かもしれませんよ。

 

いいですか? 計算してみますよ。

400×0.45=180 つまり、年間180万円を返済額として支出します。残りは220万円。月にならすと約18万円。でもこれ収入ベースですからね。会社からの支給額です。全部使えるわけじゃない!税金と社会保険料等も入っているのですから…。例えばそれが20%くらいだとすると、毎月使えるお金は約14万円に減少します。

 

どうですか?暮らしていけそうですか?将来の貯金はできそうですか?

子どもは大きくなりますよ。たくさん食べますよ。靴も服もデカくなる!学校もどんどんお金がかかるようになりますよ。家電や車も買い替え時がきますし、家も適切なメンテナンスが必要です。

 

契約してしまったら、後には戻れなくなります。

落ち着いて考える時間を確保したかったら、広告元の不動産会社に直接連絡をするのはやめましょう!信頼できる仲介会社を自分で選んで、その人にサポートしてもらいながら、マイホーム購入の道を着実に進んでいってください!

相談はいつでも無料です! 大変なことになる前に、一度立ち止まって考えてみてください。

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