なるほど、お宝保険と呼ばれるワケだ
人生で一番大きな買い物といえばマイホームですが、実は貯蓄型の保険も結構なお値段だということを意識したことはありますか?毎月の保険料は数千円と言えども、満期を迎えるまでには数十年という月日が必要です。
先日、満期のお知らせが届いた30年物の個人年金保険。すぐにでも年金として受け取ることは可能なのですが、今すぐに必要というわけでもありません。受取時期の変更ができるのか、代理店に相談してみることにしました。色々質問してみると、さすが「逆ザヤ商品」と呼ばれるだけに、据え置くほどに受取額がアップするようです。保険会社にただそのまま預けておくだけで、当初の予定年金額よりも大きな金額を手にすることができるなんて、金利ってホントにバカになりませんね。
保険はあくまでも保険
でも、保険を貯蓄の手段にするのはちょっと危険です。好景気の時にはそのような考え方もありましたが、現在の金利水準では優良な投資先とは言えなさそうです。
貯蓄型の保険はカギがかかった貯金箱のように、数十年先の目的に特化した貯蓄法としては有効です。が、その時期が来ないと現金化できないという不自由さも併せ持っています。途中解約すれば今までの苦労は水の泡、予定額よりも少ない金額しか手にすることができません。教育資金目的の学資保険、老後資金目的の終身保険など、保障部分がある以上、純粋な貯蓄ではないことを認識する必要があります。
逆に考えれば、両方手に入れることができたとも言える訳ですが、そもそもその保障自体が必要だったのか、保険と貯蓄を抱き合わせる必要があったのか、自分のことを振り返っても疑問が残ります。
そうは言うものの、保険の基本は相互扶助です。私が払った保険料が誰かの役に立ったのなら、それで良しとしましょう!(^^)! 大きな事故もなく、今まで無事に歩んでこられたことに感謝しなければ…。
自分に見合う最低限の保障を確保する
家族を持ったら最低限の保障は必要です。もしもの時、収入が途絶えて家族が生活に困るようなことがあってはなりません。でも、掛け過ぎはもっと危険。もしもの時が訪れる前に生活が困窮し、せっかく掛けた保険も、保障を得ることもなく目減りした状態で解約せざるを得なくなってしまいます。
住宅ローンの返済も長丁場です。住宅ローンを組んでマイホームを購入しようと計画しているのなら、まずは保険を整理してみることも大切です。「ムリ、ムダ、ムラ」を一掃し、すっきりわかりやすい保険だけを継続するのが一番!無用な保険に圧迫されないように、支出の合理化を図り無理のない生活が長続きするように準備することもお忘れなく。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」です!
対面相談が何故大切なのか、わかりやすく説明した動画です。是非ご視聴下さい。