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【福岡発】注意!金利には何が含まれているのか?

金利には何が含まれている?

福岡でお馴染みの銀行といえば、青のイメージのF銀行と赤のイメージのN銀行。地元企業であれば、給与振り込みの指定銀行として、慣れ親しんでいる人も多いのではないかと思います。

 

先日、両行の住宅ローンについて、チラシを横並びにしてしげしげと眺めていたのですが、あることに気付きました。表面上の金利は全く同じ数字なのですが、その金利に含まれるものが違うのです!そんなこと、思いもよらなかったので、かなりびっくりしました。それは変動金利に関することです。

 

一括型と内包型とは?

「変動金利0.975%」 この数字は数年前から目にしているのですが、そもそもこの金利の捉え方がF銀行とN銀行では違うのです。

 

住宅ローンには、「保証料一括型」と「保証料内包型」という二つのパターンが存在します。F銀行がいうところの「変動金利0.975%」は、「保証料一括型」のことであり、N銀行がいうところの「変動金利0.975%」は、「保証料内包型」を指していたのです!

 

つまりどういうことかと言うと、F銀行で「変動金利0.975%」の住宅ローンを組むためには、別途、保証料を一括で支払う必要があるということです。N銀行はその必要がない…というか、逆に保証料を一括で支払うことができるなら「金利を0.775%にしますよ」と言うのです。

 

この違いは、両行の姿勢の違いを表しているようです。F銀行の担当者に尋ねると「保証料を一括払いする人の方が多い。」と言いますし、N銀行の担当者に同じことを尋ねると「内包型を選択する人が多い。」と言います。それは、たぶん、それぞれの銀行の担当者がそのように勧めているからだと思うのですが、借りる本人はちゃんと理解しているのか、ちょっと心配になった次第です。

 

保証料は、例えば3000万を借りようとすれば60~70万程かかります。これを自己資金で支払うことが無理ならば、借入額に含めましょうというのがF銀行の考え方です。N銀行はスタート時点から内包型で0.975%と謳っていますので、無理して借入額を上乗せする必要もありません。

 

どの銀行でどんな住宅ローンを借りるかは、自分で決められる

銀行は住宅ローンを借りてほしいわけなので、金利優遇や保険特約の無償サービスなどで差別化を図ろうとしています。地方銀行は何といっても安心感がありますが、世の中には住宅ローン商品と言われるものが数千種類もあります。

 

自分にぴったりな住宅ローンを選択するためにも、早めの資金計画が必要なんですね。

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