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【福岡発】自家用車所有派ならカースペースの確認を。

一戸建てなら駐車場代が無料

自家用車を所有しているなら、敷地内に置くスペースが必要ですよね。賃貸住宅に住んでいる間は別途駐車場代がかかるわけですが、一戸建てを購入すれば駐車料金の支払いから逃れることができます。最近は、夫婦で2台所有し、それぞれが日常的に使用しているケースも多いのではないかと思います。

 

規格の違いに注意

昭和の生活スタイルからすると1台所有が普通だったので、古い住宅地に建っている中古住宅の場合、駐車場が1台分しかないケースもあるので注意が必要です。玄関へのアプローチも含めて外構リフォームが可能な場合はまぁいいですが、道路境界線ギリギリに家が建っている場合など、敷地に余裕があっても駐車場の増設が叶わないケースもあります。

 

また、最近はミニバンタイプなど大きめの車が流行りのようですが、昔の規格で作られた駐車スペースは少し手狭に感じるかもしれません。

 

屋根は必要?

さて、駐車場(車を停めるところ)と言ってもそれぞれです。屋根などが無い単なる置き場所は「カースペース」と言います。壁は無いけど屋根があるのは「カーポート」、壁で囲って屋根を付けるなら「ガレージ」と名称が変化します。ここで注意が必要なのは、カーポートもガレージも、屋根をかけるとその部分は建築面積に含まれるということです。購入時には屋根がかかっていなかった駐車スペースにカーポートを設置すると、建蔽率(敷地に対する建築面積の割合)オーバーになる可能性があるのです。

 

売主さんが既にカーポートを設置した状態で、中古物件として購入する場合は仕方ないとは思いますが、新築建売住宅を購入して、カーポートを設置する場合は注意が必要です。分譲会社は「完了検査も終わってますから大丈夫ですよ。」と軽々しく言いますが、建築基準法を遵守しなくていいわけではないのです。

 

内覧時には、兎角室内に意識が向きがちですが、実は車の出し入れのし易さも重要なポイントです。見通しが効くか、切り返しは無理なくできるか、自分で車庫入れしてみることをお忘れなく。