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【福岡発】羽アリの季節到来!白蟻は木造住宅の大敵です!

羽アリって、何?

はて?蟻には羽がないはずだけど…はい、普通の蟻には羽はありません。でも、この時期、羽が付いた蟻を見かけることがあります。特に白蟻の羽アリは要注意!

羽アリは、新しく巣を作るために現在の巣から出てきた次期女王アリと王アリたちです。巣別れのために一緒に別のところに引っ越して、新居を構えるわけですね。通常は、土の中や木の中にいる彼らも、時期が来れば、羽が生えて大量に巣から飛び出していきます。そして、地上に降りると不要になった羽を落とし、つがいになって卵を産みます。幼虫が職蟻(働きアリ)になって育ってくると、イエシロアリだと一日に数百もの卵を産み続けるようになります。新居はコロニーとも呼ばれ、あちこちで繁殖していくのです。(想像しただけで怖い…)

羽アリの出る時期は白蟻の種類によって違うようで、イエシロアリの場合は6月から7月の夕方以降の時間帯、電灯に群がる習性があるようです。また、ヤマトシロアリはちょうど今頃の季節で、天気が良くて湿度も高い日の午前中に飛び出すことが多いそうです。(白蟻駆除会社の社長さんの受け売りです!(^^)!) 

黒アリも同様に巣別れします。

公園や庭でよく見かける黒アリも、白蟻と同じように、巣別れのために羽が生えて大量に飛び出す習性があります。家の近くで羽アリを発見すると、「もしや白蟻か!?」と焦ってしまいますが、白蟻と黒アリの見分け方にはいくつかのポイントがあります。落ち着いてよく見ればすぐ見分けられるようですので押さえておきましょう。

  • 触覚 黒アリの触覚は「く」の字状ですが、白蟻の触覚は数珠状になっています。
  • ハネ 黒アリは前ハネの2枚が後ハネの2枚より大きいのですが、白蟻のハネは4枚ともほぼ同じ大きさです。
  • 腰 黒アリは腰の部分が細く、くびれがありますが、白蟻の腰にくびれはなく、いわゆる寸胴体形です。

庭や近隣の様子もチェック

庭に切株がある、木製の柵などが腐ったまま放置されている、そんな場合は、その近辺や地中に白蟻が巣くっているかもしれません。白蟻は、湿潤状態と静かな場所を好みますので、忘れ去られたようにそのような状態を続けていると、いつの間にか、家の方まで飛んでくる可能性があるのです。

白蟻の駆除と予防工事は木造住宅の劣化対策の要ですから、羽アリの季節に点検を怠らないようにしたいものです。そして、もし心配なことがあれば、早めにプロに相談するのが一番です。

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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