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【福岡発】電気代…2月からの割引措置と4月からの価格改定

九州電力から、2月分の電気利用明細書が届きました。目に飛び込んできた数字を見て、金額があまりにも低いので逆にびっくり!早速ネットで明細書を見てみました。

そっか! ニュースでも言ってましたね。今月から、電気料金割引の特別措置が行われているのです。これは、燃料費高騰の影響から上がり続ける燃料費調整単価を、国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」によって一時的に割り引く措置です。九州電力のホームページによると、一般家庭に供給される電力については、2023年2月分~9月分までは7.00円/kWh、2023年10月分は3.50円/kWhだけ、単価を下げてくれるようです。

 

電気料金の明細書には情報が盛りだくさんです。電気料金の計算は、「単価×使用量」というような簡単なものではありません。まずは基本料金があり、次に使用料金があり、更には燃料費等調整額と再エネ賦課金が加算されます。今回割引措置が行われたのは、この「燃料費等調整額」です。

燃料費等調整額は、火力燃料費(原油・液化天然ガス・石炭)の変動をできるかぎり迅速に電気料金に反映させるため、3か月間の平均燃料価格の変動分に応じて算出されます。2月分の燃料費等調整額の元となるのは、昨年9月~11月の火力燃料費ということですから、原油高騰の影響をもろに受けるところを救われた、という感じでしょうか。実際には、9月の火力燃料費の影響は12月の燃料費等調整額にも及んでいましたので、冬の暖房需要と相まって電気代の上昇を招いたということでしょう。

 

我が家の電気料金明細書を遡って、燃料費等調整額の推移をみてみます。

2023.02  8.51円/kWh(割引前)

2023.01  8.04円/kWh

2022.12  7.55円/kWh

2022.11  6.69円/kWh

2022.10  5.74円/kWh

確かに、じわじわと上がってますね。因みに、来月は8.19円/kWh(割引前)になるみたいです。

割引額は7円/kWhです。たったの7円と感じるかもしれませんが、月間使用量が300kWhなら2,100円、400 kWhなら2,800円ですからね。結構大きいと思いませんか??期限付きとは言え、有難い制度です。

 

と、思っていたら、3月早々に価格改定のお知らせが届きました。電気代にダイレクトに響く「電気料金単価」の改定です。しかも期限付きの話ではなく、4月からずーっとこの単価で計算されるということ。基本料金も値上がりしていますから、毎月千円前後は違ってくるものと思われます。託送料金の見直しによる価格改定とのことですが、託送会社は九州電力の子会社ですからねぇ。持ちつ持たれつバランスを取りながら、私たち一般消費者にも負担を強いるわけでしょう。ライフラインは日常生活に不可欠なので、みんなで支えるしかありませんが、なんだかなぁ、と、思ってしまうのでした。

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談相手に巡り合うこと」

 

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