日向灘沖で発生した地震
突然、スマホがけたたましく鳴り出しました。「まさか福岡で??」と思いながらも、じっとしていることしかできませんでした。
数秒後、2階の部屋がゆらゆらと揺れ始めました。結構な揺れ幅と時間…、実際には数秒の出来事だったのかもしれませんが、揺れている間中、じっとしていることしかできませんでした。
揺れが収まってから検索してみると、その直後のネットニュースで、震源地は日向灘沖だということが分かりました。
福岡県民は地震慣れしていない
私たちの住む福岡県は、台風や洪水への警戒心はある程度強いとは思うのですが、長年、地震の無い地域だと言われ続けてきたせいか、どこか地震は他人事。なので、2005年に発生した福岡西方沖地震には本当に驚きました。高齢の方でも、テレビのインタビューに対して興奮気味に、「生まれて初めてのことです!」と応えていたのが印象的だったのですが、おそらく、福岡県民のほとんどにとって初めての経験だったことと思います。
ただ、あの時の被害は離島が中心で、市民生活にはあまり大きな影響はありませんでした。街全体が混乱するというような被害状況ではなかったので、福岡県民は、本当の地震の怖さをまだ知らない、と言えるのかもしれません。
警報に反応できないのは危機感が薄いから
地震を察知して警報が出せるなんて、凄い技術ですよね。なのに自分が直面してみると、身を守る行動さえもとれない。でも、どのくらいの人が瞬時に反応できたんだろう?とも思うのです。
警報が出た段階では、地震がどこで発生したのか分からない状態です。もしかしたら今回も、福岡県下で発生した地震だったかもしれない…、そう考えると、警報を耳にした段階で、身の安全を確保する行動をとるのが正解だったのです。それができないということは、やはり、まさかという気持ちが強いからだと思います。
身の安全を守るためにできる事
そうは言っても、警報が出て揺れが到達するまでは、せいぜい数秒しかありません。もしこれが就寝中のことだったら尚更動くことも出来ないでしょう。そんな極限の状態で、身の安全を守るために何ができるのか…。
台風や洪水とは違い、いずれやってくる地震の揺れに対して、準備する時間がそもそも無いのです。ならば、警報が鳴る前に対策を打つしかありません。鳴る前と言っても直前じゃないですよ、いつ鳴るかも分からないんですから。
有効な対策は、建物の耐震化と家具等の固定です。家が倒壊せず、物が散乱するようなことが無ければ、最低限身を守ることはできますので。
自分の家は大丈夫か…、今一度、ご自宅の耐震性について考えてみて下さい。
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