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【福岡発】現金購入と住宅ローン、気持ちの違いに注意せねば…

日照不足で野菜が高騰! ニュースで観て知ってはいましたが、今日スーパーの野菜売り場で実感しました。葉物野菜だけかと思いきや、人参や玉ねぎなどもいつもの値段じゃないではありませんか!

うーん…、でも、必要なものだから買うしかないです。生産者の皆さんに感謝しつつ、あれこれカゴに入れて行きました。私はいつも現金払い、出掛けてくる前にお財布の中身は確認しましたので、多少高くても買うことができます。

 

さて、マイホーム購入の際、大方の人は住宅ローンを組みます。弊社に相談にやってくる人のほとんどは、一体自分がいくら借りられるのか分からない状態で物件検索をスタートし、気になる物件を見つけても次の一歩が踏み出せない状態で止まっています。お財布の中身が分からないのですから、買えるかどうかも分からない状態なのですね。

そう、物件検索よりも先にすべきことは資金計画なのです。捻出できる自己資金と貸してもらえる住宅ローンの額を知ることが必要です。そして、いくら貸してくれるかは貸してくれる銀行に聞かなければ分かりませんので、住宅ローンの事前審査を受けることがまずは必要になってくるのです。年収から割り出した借入限度額に見合った物件をあてがい、とりあえず銀行の審査を受けて自分の資金力を確認します。

 

ここで大事なのは、審査合格した金額は銀行が算出した上限額であり、返し続けていける額かどうかは別問題。最終的な借入額は、毎月の返済額を目途に自分で決定しなければなりません。お財布の中身を確認できたことで気持ちが大きくなり、ちょっと背伸びをすれば届く物件に気持ちをさらわれてしまう人がいますが、ここは冷静に判断すべきところですから、しっかり検討して決断してくださいね。

 

逆に、現金一括で買うことを前提に物件を探している人もいます。子育ての目途が立った50代や、退職金で住み替えを考えるシニア層の人達です。住宅ローンの借り入れには年齢による制限等がありますので、借りるより現金で購入した方がいいという考え方もあります。

ただ、ここで問題なのは、いくらまで出していいかを自分で考えなければならないということです。年金と貯蓄で老後生活を安心して送るためには、いくら残しておくべきかを考える必要があるのです。そうなると、結構辛めの金額でマイホームを探し始めることになるのですが、市場にはそのような金額の物件は出ておらず堂々巡りに陥ることも。現実を受けとめて資金計画を練り直すことも視野にいれるべきでしょう。

 

資金が多すぎても少なすぎてもマイホーム購入を成功させることは出来ません。今と未来を見据えて検討を尽くし、納得できるプロセスを踏んで辿りついた先に、満足感という成功があるのではないかと思います。

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