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【福岡発】説得されても「納得感」は生まれない。

 一般的に、リフォーム工事の打合せの際、「キーマンは誰か?」を取り違えると商談はうまくいかないと言われています。通常は、ご夫婦そろって対応されることが多いのですが、リフォーム工事の対象によって、その力関係は微妙に変化します。

設備機器を取り扱うメーカーの担当者によると、浴室リフォームの場合はご主人様が、キッチンリフォームの場合は奥様が前のめりになるのだとか…。お掃除の役割分担なのか、それとも、その場所を独占する時間が長いからなのか、すべてのご夫婦がそうだというわけではありませんが、傾向としてはそのように感じるそうです。

男女における脳の造りの違いからか、営業トークに反応するポイントも違うようです。男性はどちらかというとスペック重視、しかも他者からどのような評価がもらえそうか、そこが気になるようです。数多くの選択肢を並べて比較検討し、選択の過程を大切にします。最終的な自分の判断を客観的に検証することも忘れません。かたや女性は直感重視、好きか嫌いかが大きなポイントになります。リフォームをする目的も自分が輝くためであり、例えば、きれいになったキッチンで料理をする自分を思い浮かべてピンとくるかどうかで判断するそうです。なので、データを並べて商品の良さをいくらアピールしても響かないとか…。売るのが仕事の営業マンにしてみれば、知らず知らずのうちに説得モードが空回りしている感じです。

 

私達も数多くのリフォーム工事を手掛けてきましたが、この傾向、なんとなくわかるような気がします。大まかに言うと、奥さんの方が真剣です。家にいる時間が長いためか、現状の困り具合をよく分析されています。それを解決するためにプロの知恵を借りたい! リフォームして快適な空間を取り戻したい! 熱意にこたえるべく、私たちも「あーでもない、こーでもない」と打合せを重ねていきます。

 

リフォーム成功の秘訣は、自分で考えて自分で結論を出すことです。「プロが言ってるんだから」と提案を鵜呑みにせず、自分においてはどうか…必要か?快適か?不具合解消につながるか?と、冷静に考えることが大切なのです。

説得されて決めるのではなく、自分で納得して決断する! そうすれば、「リフォームして良かったなぁ」という満足感も得られるのです。 

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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