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【福岡発】コロナ禍のマイホーム取得はより慎重に…。

昨年の今頃は、コロナの影響で不動産市況もどうなることかと心配されていましたが、蓋を開ければ予想に反して好調とか…余儀なくされた新しい生活様式で、快適な生活を手に入れるため、住み替えを検討する人が増えているようです。

 

先日、コロナ禍における生活様式の変化について、ポータルサイトを編集・運営する立場にある人の話を聞く機会がありました。昨年一年間の検索キーワードや閲覧動向を見ていると、消費者が住まいに求めるものが明らかに変化しつつあるそうです。

リモートワークが定着したことにより、家は仕事をする場になりました。オンオフ両用の多機能性が求められるようになったのです。出歩くことを制限される中、近場消費が当たり前になりました。家の中で過ごす時間が増え、人と会うために割いていた時間とお金を、自らのために有効活用できる環境を、図らずも得ることができたのです。

こうなると、家に対する不満が出てきます。仕事スペースを確保するために十分な広さが欲しい、在宅時間が増えると冷暖房効率や通風・換気が気になる、通販利用をより快適にするために専用の宅配ボックスが欲しい、などなど…。いずれはマイホーム購入に動き出す予定だった、現在賃貸住まいの人たちも、そわそわして動き出す傾向にあるとか…。見込み客の先食いという状況も相まって、不動産市況は活況を呈することになりました。

 

話を聞いていると心配になりました。そのような動機で動き出した人たちは、往々にしてまだ若く世帯年収も低めです。これからもリモートワークが続くなら、便利な都心や駅近の物件を買い求める必要もなさそうですし、郊外で新たに開発された手頃な建売住宅なら買えそうです。低金利の時代、フルローンでも月々の返済額は家賃並み!?

でも、ちょっと考えてほしいのです。30年後、40年後にそのエリアはどうなっているでしょうか?3~40年前に開発された郊外の住宅街は、今、どうなっているでしょうか?買ったときの資産価値は維持できるのでしょうか?

住宅ローンの返済は最長35年続きます。払い続けるためには住み続けることが前提ですから、今だけでなく、将来的にも住み続けていけそうか、しっかり考える必要があるのです。 

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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