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【福岡発】コロナショックで家計はどうなった??

昨年初頭からじわじわと広がったコロナショック!家計にどんな影響を及ぼしたのでしょう?

先行きが見えない不安から、財布のひもを引き締める家庭が多かったのではないでしょうか…一律10万円の特別定額給付金も、差し迫って消費に回す必要がない家庭は、そっくりそのまま貯蓄の上乗せになったのでは?

 

FPの専門雑誌に掲載されていた統計によると、昨年5月~7月の家計収入は前年同月比で10~15%の大幅プラスとなったそうです。職種によっては収入が激減した家計もある反面、例年通りの収入を確保した家計も多かったということでしょうか。給付金により一時的な収入アップに繋がった結果、大幅な伸びを示したのではないかと推察できます。

一方、消費支出に関しては、昨年3月から7か月間連続で前年同月を下回ったそうです。巣ごもり関連消費の伸びは見られたものの、レジャーや外食など外出を伴う消費の減少がそれらを上回った結果でしょう。漠然とした節約志向や消費抑制マインドの高まりも見られます。

 

結果、消費控えの裏返しで、家計の貯蓄率は例年よりかなり高い水準で推移しているようです。例年の傾向としては、大型連休のある5月は最も貯蓄率が低くなる時期なのですが、昨年同月の貯蓄率は24.9%の大幅プラスとなりました。更に賞与支給が見込める6月は、いつも40%前後まで貯蓄率が上昇するのが、昨年の6月はこれをはるかに上回る62.4%の上昇を記録したそうです。

 

家計の資産形成といえば通常は、外部からの収入が増えることに起因するものだと思いがちですが、限られた収入の中でも、消費を抑えることで資産形成を進めることは可能なんですよね。コロナ前は当たり前だと思っていた消費行動も、必要性や優先順位から考えると、縮小や削減の対象になるのかもしれません。

現在(いま)を楽しむことは勿論大切なことですが、将来を見据えた資産形成も、安定した家計を維持するためには不可欠なのです。 

 

(追記)

住宅購入に関するモデルケースのシミュレーション結果を掲載しました。参考にしてみてください。家を買ったら家計はどうなる?

 

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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