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【福岡発】生命保険は必要な時に必要な分だけ…が基本

新入社員は保険営業マンに気を付けろ

今春就職した娘から近況報告の電話がちょくちょく入るのですが、今日のお題は「生命保険の必要性について質問!」というものでした。毎月決まったお給料からいくら貯金できそうか、まだ研修中ということもあり試行錯誤の毎日のようですが、自炊にも力を入れて頑張っている様子…そこへ、保険営業マンが新入社員目当てに接近してきたらしいのです。

私たちの時代にもありましたよ。その頃は保険レディと呼ばれるおばちゃんたちが、昼休みや終業時間になるとフロアをうろうろしていたものです。大人になれば保険には入るもの…と説き伏せられ、生命保険の何たるかも知らず、流れに任せて契約してたような…我ながら、無知以外の何物でもありませんよね。 

生命保険は何のためにあるのか?

生命保険の保険金は、保険契約者が死亡もしくは高度障害の状態になった時に支払われます。新卒の新入社員がそのような状態になる確率はいかに? 独身の彼らが万が一死亡したとしても、保険金の給付がないと困る人はいないのですから、生命保険の意味合いを考えれば不必要なものだということが分かります。

生命保険が必要な人は、守るべき家族があり、生活を支える収入を担っている人です。特に子供の教育過程にある人は、もしもの時以後かかるであろう教育費や生活費を試算して、不足がないように生命保険で手当てすべきでしょう。 

保険は保険、貯蓄は貯蓄という考え方

死亡保障という観点からすると新入社員には不必要な生命保険ですが、貯蓄方法の一つとして保険を利用するという考え方もあります。死亡保障を準備しつつ、生存していたらお祝い金がもらえるという「生存給付金付定期保険」という商品です。貯蓄性があるので毎月の保険料はお高めに設定されています。簡単に取り崩すことができないところに貯金しているイメージで、堅実な貯蓄を遂行しつつ死亡保障もついてくるならいいかも!?と惑わされてはいけませんよ。死亡保障の必要性はそもそもないのですから。貯蓄は保険以外の方法で考える方が効率的ですし、何よりも全うです。 

保険料相当額を毎月貯金してみては?

一旦保険料の支払いを始めると、毎月勝手に出ていく固定費としてカウントしなければなりません。数十年間ずーっと支払う約束をしていますから、途中で簡単にやめることはできませんし、解約しても確実に元本割れしますから、手元に戻ってくるお金はほんのわずかなのです。

それでなくても新入社員の一人暮らしはカツカツですよね。生活を安定させるまでは固定費の負担は極力小さくしたいところです。生命保険に入ってなくても誰も責めたりしませんから、保険料に充てるお金があるなら貯金を習慣にしましょうね。

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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