モノ消費からコト消費へ
最近よく耳にする言葉ですが、若い人たちを中心に、日本人の消費活動に変化が起きているようです。私たちが若かった頃(30年ほど前)は、物を買って所有していることが一つのステイタスとなっていました。大人になって自由になるお金が増え、それを使って物を買い所有する…そんな消費活動の多い少ないで裕福度や幸せ度が測られていたような気がします。
が、最近の若い人たちには、あまり所有欲は無いようです。若い世代のみならず、最近の消費活動は、物を買うことよりも体験することにお金を費やす傾向にあるらしいのです。この30年で一体何が変わったのでしょうか?
自由に使えるお金が減った
確かにそうですよね。バブル崩壊後に長引く景気低迷は、企業の倒産や中高年層のリストラ、新卒者の就職難を引き起こし、「正規雇用」で働き続ける場は縮小しました。その反面、「非正規雇用」で働く人の割合は上昇、若い世代ほど賃金水準の低い非正規雇用者が増えています。
皆さんご承知のように、平均年収はこの30年横ばい、いやいやちょっと下がってるぐらいです。つまり、働いて得たお金で自由に買い物すること自体が難しくなっているのです。
それぞれが所有しなくてもシェアすれば良い
生活に必要なものは確かにありますが、わざわざ新品を買わなくてもいい、あるいは、必要な時期だけ借りれば良い、という考え方も浸透しつつあります。以前から、レンタルやリース、中古品の販売などの仕組みはありましたが、いずれも事業者が行うものでした。が、現在は、不特定多数の個人同士が直接つながる仕組みが登場し、個人が所有する資産やスキル、時間までもがシェアされる時代となったのです。
新品の物や、一流のプロの仕事でなくても良いようなことは、中古品や、ちょっと手先が器用な人や知識が豊富な人の力を借りることで、事足りるってこともありますよね。
住居のことを考えると、シェアハウスやホテル住まいなどを選択している人もいるようですが、実際のところはどうなんでしょうかねぇ。家族がいるとそうもいかないだろうし、やっぱり自分の家は欲しいと思う人も多いのでは??
コロナの影響で家の在り方も変わったようです。家というものは単に寝に帰るところではなく、家族が快適に過ごす空間である、という当たり前の大前提を再認識させられましたよね。
買うか借りるかは別にしても、自分たち専用の快適な空間があるという安心感は、何物にも代えがたいと思うのです。
物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」
対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。 |