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【福岡発】子育て世代のマイホーム購入に欠かせない視点

子育て世代が目にする無料の冊子。この手の広告は昔からあるのですが、先日、久しぶりに手に取る機会があったのでしげしげと読んでみると、以前とは随分様変わりした感がありました。

子育て世代を狙った広告といえば、以前は、テーマパークやイベントの告知、習い事の生徒募集、美味しい飲食店の紹介などがメインでした。が、私が今回目にしたものは、小児科をはじめとする病院の紹介や、お金の勉強を喚起する広告などが中心になっていました。なんだか、お堅くなってる…??そんな印象です。

 

内容も、広告と言うよりは情報提供系でとても読みやすい。期間限定とかキャンペーンとか、そういうたぐいのあおり文句ではなく、心がけとして役立つ内容です。とはいえ、広告料を支払って掲載してもらっている点からすれば、これは公平な情報ではなく、偏った広告であることは間違いないんですけどね。

 

さて、その中に、気になるものを見つけました。「子育て世代の住宅えらび」なる特集記事です。住宅購入経験のある読者にアンケートを行い、その結果を元に考察が加えられています。

そのアンケート結果を見ると、住まいに対して求めるポイントは、戸建派でもマンション派でも1位2位は一緒なんです。それは何か?ズバリ、生活しやすい動線と駐車スペースの確保です。3位はそれぞれ特徴的!戸建派は庭の広さ、マンション派はセキュリティの充実です。

これらの結果から、マイホーム購入に動き出す人は、生活動線(間取りや収納位置)の不便さと駐車場の負担(場所や料金)を感じているということが分かります。また、戸建派の人は庭の存在を重視し、マンション派の人はセキュリティの充実は外せないと考えているようです。確かに、特徴的ですね。

 

もう一点、特筆すべきことは、離婚のリスクも考えて共同名義にしない方が良いとか、出口(売る時)のことも意識して買うことが大事とか、アドバイスの言葉が若干後ろ向きということです。後ろ向きというか、見方を変えれば、今から家を買おうとしている子育て世代が如何に不安定な状態にあるか?ということの裏返しのようにも見えます。実際、コロナ禍による収入減に見舞われ、住宅ローン破綻に陥った若い夫婦の相談も増えているとか…。

 

家を買うということは、他の買い物とは比べ物にならないほど大きな決断です。いつ何が起こるかは誰にも分かりません。だからこそ、家を買おうと決めたのなら、今以上に仕事に邁進し、家族と協力して毎月のローン返済をこなしていく心構えが不可欠なのです。

心の準備も下調べもできてない状態で、何となく買う年ごろになったから…、なんて理由で買うもんじゃないんですよね。その点をまずは再確認しましょう! 

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談先に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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