【福岡発】仲介の仕事は好きだけど、不動産業界は大っ嫌い!!

不動産業者は何を思って仕事してるのか?

私は長らく建築業界にいましたので、(というか今も携わってはいますが…)不動産業界の当たり前にうんざりすることが多々あります。世間的には、どちらも似たようなものと思われがちですが、仕事に対する心持ちが全然違う!

 

建築業は請負工事です。新築でもリフォームでも、成果物があります。それに対する責任が最初から最後まであるので、私たちの意識は常に、工事を依頼してくれた人に向いています。

かたや不動産仲介は手数料収入、つまり売買の対象物は「人の物」なのです。それをさも自分のもののように、自分が一番優位になる(利益が大きくなる)ように、平気で操作するのです。

 

一般消費者の「売りたい」「買いたい」という気持ちを無視した立ち居振る舞いをします。しかも、その言動が凄まじく意地汚い!!

他社には紹介しませんよ!

つい最近、こんなことがありました。

内覧の申し込みをしようと先方業者に電話したのですが、「もう買い取りで話を進めてるんだから、他社には紹介しませんよ!」 その一言で電話は勝手に切られてしまいました。

 

スーモにもレインズにも掲載しているくせに、こんな態度ですよ。信じられません。結局これはおとり広告なんですよね。やっちゃいけないと言われているのに、平気でやっちゃうところが本当に民度が低い!

 

業界自体に自浄作用がないのでしょう。会合に顔を出しても、いかに自分が美味しい仕事にありつけたか、そんな自慢話が飛び交うこともしばしば…。

もちろん、真面目な人もいると思いますが、どうしてこんな輩が多いのか?その人の性質なのか、業界に染まってしまうのか、ほんとうに、不動産業界って闇が深い。こんなことでいいのか??

仲介の仕事は素敵だなと思う

売買仲介の仕事はご縁の連続だと思うのです。買主さんがうちに相談に来てくれたのもそうですし、運命の家に出会えたのもそうです。そのタイミングで売却物件として世に出ていなかったら買えなかったわけなので。しかも、相談先が違っていたら、別の物件を何となく買っていたかもしれないんですから。

 

自分で一生懸命考えたからこそ、その物件を選択した自分に自信が持てるのです。私は、そのお手伝いをしているだけなので、意識は常に買主さんに向かっています。

が、仲介手数料は購入物件が決まって初めて確定する手数料なので、その手前で、片手だ両手だとか、こっちを勧めた方が手数料が多くなるとか、そんなことを考えながら仕事をしている人もたくさんいるということを知ってください。

 

私は仲介の仕事が好きです。夢見る買主さんをサポートするのは楽しいです。

自分の買える範囲内で最良の選択ができるように、相談にのり、培った知識と技術を提供し、後悔のないマイホーム購入を全力でサポートしています。

それなのに「不動産業界に所属する人は全部同じようなものでしょ。」と思われている節もあり、がっかりです。心無い不動産会社の対応に触れるたび、どんよりしてしまうのです…。

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