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【福岡発】それでも新築分譲マンションが欲しいですか??

 分譲マンションの折込チラシにはカラクリがあるのだ

先日、とある分譲マンションのチラシを目にする機会がありました。まず目についたのは、毎月かかる住居費の合計です。住宅ローンの返済と管理費や積立修繕費を合わせても6万を切っています。「家賃と比べてみて下さい!」と言わんばかり…。

 

でも、この安さ、というか、表面上の金額にはからくりがあるのです。

まず、住宅ローンの設定です。適用される変動金利は0.6%、返済期間は40年です。この住宅ローンを組むことが前提になります。返済期間が長くなれば毎月の返済額は抑えられますが、実際のところ、返済期間40年というのは現実的でしょうか?また、金利の低さも返済額を抑える効果がありますが、変動金利である以上、40年間上がらないとは言い切れませんし、この低金利も当初数年間の優遇金利なのかもしれません。更にこの住宅ローンの設定をよく見ると、ボーナス払いが年2回併用されていて、ボーナス月には15万以上の更なる支払いが必要みたいですよ!

 

マンション特有の「管理費」と「修繕積立金」の設定も不自然です。管理費を1だとすると修繕積立金は0.5、逆ならわかりますが、これでは修繕が必要になった時に積立金が不足しているかもしれません。というか、この手法は分譲マンションでは当たり前、数年後に規約改正をして修繕積立金を増額するのを見越した金額設定になっているのです。

修繕積立金は管理組合(住人)の資産ですが、管理費は提携した管理会社の収入に直結します。住人からすると戻って来ない経費です。どんな管理にいくらかかるのかわからない状態でも、この管理費を支払う義務を負わされるのです。

 

よく考えた末の決断なら応援します。でも…

どうですか?? これらの手法はマンション業者の常套手段、家賃より安く見せる為の苦肉の策なのです。よくよく考えて判断したのなら、「自分の決断に自信を持って前進してください!」と私たちも応援しますが、カラクリを知ることで迷いが生じるなら、ちょっと立ち止まってみるのも大切かもしれませんよ。

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