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【福岡発】マッチングサイトは集客のための広告だと心得よ

 集客のために広告する

どんな商売にも通じることですが、一番難しいのは集客です。集客とはお客さんを呼び込む事、もしくは、将来お客さんになってくれるような人をたくさん集める事です。その為には広告が必要です。インターネットがなかった時代は、チラシ、看板、テレビコマーシャルなどを駆使して認知度を上げることが一番でした。モノを売る商売なら、認知度アップの広告宣伝と併せて商品の魅力を訴えることもできますが、家を建てたりリフォームしたりする仕事は、成果物となる商品がまだない状態でお客さんを獲得しなければならないのでそう簡単には行きません。お客さんにしても、どんな商品を引き渡してくれるのかわからない状態で、本当に依頼していいのかどうか、決めあぐねています。

このような事情から、「プラン提案や見積作業は無料が当たり前」という悪しき慣習が建築業界にはびこりました。何回プランを引き直しても、競合他社との見積合戦に陥っても、契約に至らなければ報われないのです。でも、そこには人件費という経費が間違いなくかかっているのです。

 

マッチングサイトという現代の集客方法

インターネットの世界には、「ポータルサイト」あるいは「マッチングサイト」などと呼ばれる案内所のようなものがあります。リフォーム業界に於いても、投げかけられた相談に応じる形で、無料見積対応する形式のマッチングサイトが数多く存在します。あるいは、サイト運営会社が丁寧に相談内容を聞き取り、紹介という形で案件を業者に提供するサイトもあります。勿論、これらのマッチングサイトに名を連ねるためには月額費用がかかりますし、成約報酬を要求するサイトも散見されます。そう、すべては広告宣伝費なのです。

相談する側からすると、無料対応なので気軽に依頼できるでしょうし、窓口の人の紹介なら安心だと錯覚することもあるでしょう。でも、これらは集客するために作られたシステムなのですから、当然のことながら、無料対応の費用も広告宣伝費の一環として経費に計上されているのです。

 

最後に決めるのは自分、ならば最初から自分で探してみては??

マッチングサイトを上手に利用して相性が合う工事会社に出会えれば、それはそれで正解かもしれません。ただ、便利な反面、スタートの選択肢を狭めているということもまた事実でしょう。

最後に決めるのは自分ですし、その結果を引き受けるのも自分です。ならば自分の判断軸で選択肢を並べてみて、しっかり検討するのも一考だと思いますが、如何でしょうか??

プロに相談するのなら、きちんと費用を払ってアドバイスを受けるのは当たり前ですよね。本当にあなたの困りごとに寄り添ってくれるのは誰なのか、自分が真摯に向き合わないと出会えないのかもしれません。

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