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【福岡発】共働き世帯に見る家計負担の現状は?

女性も働いて家計を支えている

最近観たテレビ番組の特番が妙に気になりました。その番組は、コロナの影響で働く女性の離職率が急増しているという側面を捉えたものでした。

私たちが就職した頃に比べると、働く女性が増えたのは間違いないと思います。少数派だった共働きも現代は当たり前の時代です。出産や育児という重責を担いながら働くことを、肩身が狭いと感じたこともありましたが、今は制度も整い労働環境も変化してきたのではないかと思います。

最近の若いご夫婦を見ていると、それぞれが自立していて家族の共同運営者という意識が高いなぁと感じることがあります。妻も仕事を持ち、夫は家事や育児にも協力的で、お互いに凸凹を埋めながら子供を育てている、そして、自分たち家族の拠り所としてマイホーム購入を願っている… そんな感じでとても微笑ましく感じます。

 

住宅ローンの担い手としては危険かも

ただ、今回のような未曽有の混乱によって、普通が普通ではなくなることもあります。共働きで毎日を動かすことが普通だったのに、片方の収入しか得られないような状況に陥ることもあるのです。自分が病気になったとか事故に遭ったとかそういう理由ではなく、降って湧いたような外的要因で足元をすくわれるのですから本当に辛いことです。

マイホーム購入の資金計画をする場合、ご夫婦の収入を合算して住宅ローンの借入可能額を増やすという手法があります。でもそれは、仕組み上はそのようにできるというだけで、そこまで借り入れても大丈夫という意味ではありません。

 

余力としての頑張りを

何事にも、ある程度の余裕や余力は必要です。住宅資金だけでなく、教育費や将来の老後資金も視野に入れながら、収入、支出、貯蓄のバランスを保つべきです。二人分の収入をすべて充てなけれれば生活が成り立たないような現状なら、厳しいようですが、マイホーム購入よりも計画的に貯蓄する仕組みづくりが先でしょう。そこに気づかないまま、一目惚れ物件を勢いで買うことの無いように、気を付けてください。

 

 

(追記)

住宅購入に関するモデルケースのシミュレーション結果を掲載しました。参考にしてみてください。家を買ったら家計はどうなる?

 

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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