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【福岡発】地震と自宅の耐震化について考えてみよう

日本国土は、地球の陸上面積のわずか1%に過ぎませんが、驚くことに、世界で発生するマグニチュード6を超える地震の10%が集中しているそうです。

その理由は、日本周辺に存在する4つのプレートが常にせめぎ合い、歪みを生じさせることにあります。プレートとは、地球の表面を覆う十数枚の厚さ100kmほどの岩盤のこと。このプレートの境が、日本の周辺に集中しているのです。

 

地震のタイプには、海溝型地震と直下型地震があります。プレートのせめぎ合いが発生原因となるのは海溝型で、海洋プレートと大陸プレートとの間のズレによって生じる「プレート間地震」と、海洋プレート内部の破断によって発生する「スラブ内地震」があります。

直下型地震は、大陸プレートの歪みによって蓄えられたエネルギーが、プレートの弱い部分「活断層」を破壊することによって起こる地震です。内陸の比較的浅い箇所で発生することが多く、大きな被害をもたらします。阪神・淡路大震災や熊本地震がこれに当たります。

 

ところで、地震が発生して速報が流れる時、マグニチュードと震度に注目が集まりますよね。この二つの違いをご存知ですか?

数字が似通っていて混同しがちですが、マグニチュードは地震そのものの規模を表し、震度は、ある場所での揺れの大きさを表します。なので、同じ規模の地震でも、震源地に近い所は震度が大きく、遠い場所では小さくなるわけです。

さて、この震度ですが、0から7の10段階となっており、震度5と6は、それぞれ強弱の2段階になっています。過去の経験からこの震度階は生まれたわけですが、地震の規模は計り知れません。震度7は最上級で上限がありませんので、同じ震度7でも揺れの程度は雲泥の差、ということもあり得るのです。

 

福岡は地震が起きにくい土地柄だとずっと言われてきました。が、2005年(平成17年)に発生した西方沖地震を機に、活断層の調査やハザードマップの策定が一気に進んだ感があります。

 

福岡県下においても無数の活断層が存在する現実、そして、関西や熊本で発生した直下型地震の恐ろしさを考えると、自宅の耐震化は急務でしょう。大地震でも倒壊しないレベルに引き上げるのは勿論のこと、その後の避難生活においても大きな安心感をもたらすはずですから。 

物件検索よりも大切なこと、それは「信頼できる相談者に巡り合うこと」

 

対面相談が何故大切なのか分かり易い動画にしました。是非ご視聴下さい。


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